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料理=哲学「ビストロむじか」の哲学

板橋にある Bistroむじか です。

ちょっと真面目に、でも堅苦しくなく。
料理について書いてみようと思います。

文章家ではないので、拙い構成やわかりにくい部分があるかもしれませんが、
そのあたりは温かく見守ってくださいね。

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「食べるとはどういうことか?」
Bistroむじかの料理はどんな料理なのか?」
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時々そんなことを考えます。

「食事をする」という行為には、大きく二つの意味があります。

一つは 「栄養補給」
食べないと生きていけませんからね。

もう一つは 「時間を豊かにすること」
これは、たぶん人間だけができること。
人に生まれてよかったな、と思います。

何を食べるかも大事だけれど、
どんなシチュエーションで食べるか?
誰と食べるか?
どんな気持ちで食べるか?
それが何より大事だと思っています。

大切な人と食べるご飯は、たとえ質素でも幸せですよね。
もちろん、一人で食べるときも同じ。

五感を研ぎ澄ませて味わえば、ただの食事が特別な時間になる。

こんな想いで作っているので、
Bistroむじかの料理は、主役でありながら主役じゃない。

人と人をつなぐ「接着剤」だったり、
時間を彩る「絵の具」みたいなもの。

でも、せっかくなら美味しい方がいいですよね。
人として享受した特権を、思いきり楽しむ。

だからこそ、素材の声を聞き、想いを込めて料理を作ります。
そして、その一皿を物語にします。

それは、生産者の想いをお客様に届ける、物語のある料理。

そうなると、フレンチ・イタリアン・和食——
ジャンルはもう二の次。
それは、単なる表現方法の違いでしかない。

だから Bistroむじか では、フレンチを軸にしながらも、
さまざまなエッセンスを加えて一皿を作ります。

以前、お客さんに「うちはフレンチですか? イタリアンですか?」
と聞いたら、少し考えた後——

「Bistroむじかの料理かな」

と言っていただいたことがあります。
あのときは、本当に嬉しかった。

こうやって、お客様一人ひとりと、新しい物語を紡いでいく。
それが、「Bistroむじか」の料理への哲学です。