『実はスープはパンだった』

こんにちは。
板橋のBistroむじかです。
突然ですが知ってましたか?
「実はスープはパンだった」
なんのこっちゃ。
そう思いますよね。
説明しますね。
フランスの主食といえばパン。
昔のフランスの農民は
パンをまとめて焼いて保存しておくことが多かったのですが
当然、時間が経つとカッチカチになります。
このカッチカチになったパンを
ワインや何かの煮汁につけてふやかして食べるのですが
この事を俗ラテン語で「suppa」と言ったそうです。
この言葉、スープの語源です。
時が経つにつれてふやかしたパンから
ふやかす為の汁物の方を刺すようになったという事です。
他にもパンとスープの関係を表したこんな話も。
カチカチになったパンを器として
中に汁物を入れてふやかしながら食べていた歴史があるのですが
この名残りがスープの中に入っている=クルトン=。
他にも
ブイヤベースにもニンニクの香りをつけたバケット
ガスパチョも固くなったパンを入れてとろみづけ
オニオングラタンスープにもバケット
などスープとパンは切っても切れない関係です。
そんなスープ。
たまに作るとなかなか評判がいいんです。
今日は美味しく出来たコーンスープがありますよ。
最高傑作と言えるかどうかはわかりませんがいい出来です。
どこでも食べられるシンプルな料理だからこそ
ぜひ食べて欲しい料理です。
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コーンスープの作り方
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ここからは
コーンスープの作り方についてです。
基本的には私のコーンスープは
この本のレシピをベースに少しアレンジを加えています。
↓ ↓ ↓
(この本少し前のものですがわかりやすくてオススメです)
以下簡単に私の作り方を紹介
〜作り方〜
1 コーン茹でて粒を外す
(茹でずに焼くこともあります)
2 粒を外した芯を茹でて出汁をとる
3 玉ねぎ切る
4 鍋にバターを入れる
5 玉ねぎをしんなりするまで炒める
(軽く塩)
6 コーンを入れてさらに炒める
7 芯でとったスープを入れる
8 少し煮込む
9 ミキサーで滑らかになるまで撹拌する
10 裏漉しする
11 牛乳で濃度の調整
12 塩で調味して完成
以上です。
簡単でしょ。

玉ねぎやコーンの炒め具合や
煮込み具合は説明できないんですよね。
各工程に美味しそうなタイミングがあります。
香りとか音とか見た目で判断するのですが
この状態を見極めるのが食材と対話すると言う事でしょうか。
これはもう数をこなすしかないですね。
なんてプロっぽいことを書きましたが
ハッキリ言って、この料理については
しっかりと火が入っていればいいんじゃないか?と思います。
(焦がしてはダメですがあえてやってみるのはアリ?)
と言うのもフレンチのスープとかピュレとかは
しっかり火を入れて甘みを引き出す事が多いので。
もう一つのポイントとしては塩の量をビビらない事。
入れすぎはダメですが足りないと美味しくありません。
スープに限らずなにか物足りない時には塩が足りない事が多いです。
それでも困ったらバターたっぷり入れてください。
大抵の場合、美味しくなります。
細かい状態とか意識しすぎするとよくわからなくなりますし
『美味しく作ろう!』
と力が入りすぎると疲れる料理になります。
まぁ気軽な気持ちでやってみてくださいね。
仮に美味しくない料理ができてもそれも料理です。
失敗しちゃった〜と
笑いながら次に作るときはどうしたらいいかな?
って考えればいいじゃないですか。
私も試作でちょくちょく
「ん〜なんか違うんだよな〜」という事あります。
結構いいイメージだったとしても。
そんなもんです。
もし作ってみたらご感想を送っていただけたら嬉しいです!
ではまた!
お読みいただきありがとうございました。
自然派ワインとフレンチ BIstroむじか
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