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<日本には無い?食後酒という文化について考えてみた>

こんにちは。
板橋・自然派ワインとフレンチ「Bistroむじか」です。


フランスの食文化にあって日本の食文化にないもの。。。

思い当たりますか?

色々あると思いますがその一つが「食後酒」なんじゃ無いかと思います。。

なんでこんな話?

と言うと。。。

たまに「食後酒ありますか?」って聞かれるんです。。

勝手なイメージですがフレンチやイタリアンが好きな方が多そう。

日本には「食中酒」「食後酒」としてあえて分類されて扱われるお酒もない気がしますし。

対してフランスやイタリアなどのヨーロッパの一部には「食後酒」がありますからね。

あっ・・・完全に主観です。

でも多分間違ってない。と、言うことで少し深掘りしてみました。

食後酒は「ディジェスティフ」(digestif)といいます。(フランス語です)

食前酒は「アペリティフ」(aperitif)。(これは聞いたことがある方も多いのでは?)

ディジェスティフは「消化に関する」という意味を持つ後期ラテン語由来の言葉。

薬草の苦味などから消化を助ける酒として捉えられてきましたがどうもそうではないらしいどころかアルコールが胃の働きを鈍くする場合もあるそうです。

それでも食後酒を嗜むという文化はまだ残っているみたい。

それはなぜ?

それは食事の終了を静かに知らせて会話の時間への繋ぎ役となっているから。

だと思います。

例えば食後酒って香りがしっかりしているものが多い。

ダイレクトに体を刺激する味から緩やかな余韻を感じさせる香りへと感覚を移すことで時間の流れがゆったり感じられる気がします。(アルコールも強いのでグビグビは飲めない)

食事の余韻を味わうためのお供ということですかね。

では、なぜフランスなどのヨーロッパでは食後酒という文化が根付き日本には無いのでしょうか?

フランス料理のコースと日本の会席料理で比較してみました。

フランス料理は前菜から始まり魚・肉としっかりした味の料理に進みます。

そして食事の余韻を楽しむチーズ甘みを補完するデザートと進みカフェが食事と食後の境界線を作ります。そして会話と共に食事の余韻を楽しむ「食後酒タイム」が始まります。

対して会席料理。

先付けから椀物・お造り・八寸・焼き物・煮物揚げ物・酢の物と続きます。
これらは酒菜とも言われます。

そしてひと段落したところで食事の「締め」を表す「食事」が出ます。
ご飯・味噌汁・漬物みたいな。

これは、食事の終わりを告げるものです。

この違いは結構大きい気がします。

お酒の変化と共に少しづつ締めていくフレンチと「はい!ここまで!」とお酒の時間と食事の時間を区切る会席。

このような違いが食後酒文化を持つフランスと持たなかったというか必要のなかった日本という形になったのかもしれませんね。

とは言っても最近はフランスなどでも食後酒を楽しんだりワインを楽しむ人が減ってきているなんて話も聞きますけどね。

でもまだ文化自体が消えたわけではなさそうですけどね。

そんな「食後酒」の種類も色々あります。

ざっくり今、お店にあるやつだけ書き出してみました。

・ 甘い系

ブドウなどの果実の甘みを凝縮させて造ります。

◯ パッシート (陰干しブドウの甘口ワイン)

・ 酒精強化系

ワインにブランデーなどの強いお酒を加えて造ります。

◯ ポート

◯ マデイラ

・ 蒸留系

果実などを発酵させた後に蒸留してつくります。アルコール度数が高いです。

◯ カルヴァドス 

◯ グラッパ 

◯ ジン 

・ハーブリキュール系

ベースとなるお酒に、ハーブ、スパイス、果皮で香りづけしたお酒です。

◯ リモンチェッロ

◯ ペルノー

◯ ノイリー

う〜〜ん結構ありますね。

でも、実際に食後酒として用意しているのは

・グラッパ

・パッシート

・ジン

・リモンチェッロ

の4つです。

あとはソース用。

フランス料理のソースってお酒を煮詰めて作るのでいくつか持っておくとバリエーションが広がりますからね。
とは言ってもカルヴァドスは上手に使えてないのが現状です。

もはやただの飾り。

あっ話がずれましたね〜。 

で、食後酒って「クセが強い」のが多いですよね。

なんででしょうね。

・コニャック

・アルマニャック

・マール

・グラッパ

・カルヴァドス

・ジン

・リモンチェッロ

みんな40度くらいあるし、飲むと喉にク〜〜〜〜〜〜っとくる。

ん〜、もしや「ピークエンドの法則」!!??

マーケティングで使われる言葉ですが「ピーク」と「エンド」の体験が全体の印象に強く残るという理論です。

フレンチに当てはめると料理のクライマックスが「肉料理」そのあとデザートで終わりを予感させたと思ったら最後に食後酒でグググっと締める。

どうですか?

なんか見事に当てはまってる気がしません?
フランス料理の流れって実はマーケティング理論によって作られてる???

なんて風にも思いましたがやっぱり美味しい時間・楽しい時間が終わるのは名残惜しいから飲むんでしょうね。

と、そんな結論の出ないことを夏の名残を感じながら考えていた

今日この頃です。

みなさんはどんな食後酒がお好みですか?

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Bistro むじか 

板橋区板橋1-42-10

03-4285-5217

musicashokudou@gmail.com 

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